インタビュー

INTERVIEW

インタビュー

空間情報グループ

情報担当 宮本 誠

測量士・ITパスポートほか
2009年7月入社

異業種からの転職。測量の知識はゼロでした。

金属加工の会社に6年間勤め、転勤の打診を機にこの会社に転職しました。僕の主な仕事は「GIS(地理情報システム)」のマップ(地図)・データ作成ですが、入社した頃はもちろん知識はなくわからないことだらけ。最初は簡単な仕事から始めて、先輩に教えてもらいながらソフトやアプリの使い方を覚えて、少しずつできることをふやしていきました。GISの活用によって、農業分野においては農地の面積や所有者、作物の種類、農業施設などのデジタル管理が可能となるため、農業機関向けの仕事がここ15年くらいで格段に多くなっています。

GISに必須ではありませんが、「プラスになるかも」と思って測量士の資格を独学で取得。資格手当が出るだけでもうれしいのですが(笑)、その資格取得によってGIS関連以外にも農地や河川・道路の測量調査、ドローンを使った災害時の情報収集など、業務の幅が広がってきました。

GISを含め業務はすべて専門性が高い。確認は細かく万全に。

システムは、使ってもらってこそ意義がある。

システムは、使ってもらってこそ意義がある。

いちばん大事なのは、構築したシステムを最大限に活用してもらえるようにすること。使ってもらえなければ、どんなに頑張ってつくってもすべて無駄となってしまいます。先方の担当部署の職員全員が使えるような環境にして初めて「成果品」なので、使い方の指導も型通りではダメ。場合によっては何十人もの人に合わせなくちゃならない。人によって「わかりやすさ」は微妙に違っていて、“対、人”ならではの難しさがあります。終わってから言い忘れに気付いたり、もっと別のやり方がよかったか、情報が不足していたんじゃないか、と反省することも少なくありません。

うれしいのはやっぱり、つくったものがお客さんに評価されるときですね。それと自分自身の知識や技術が向上して、仕事の守備範囲がふえていくのも醍醐味。僕の場合もともとやりたかった仕事というわけじゃないけど、「なんでもやってみよう」と思って入った世界で自分の役割を見つけた感じですね。

入社して約15年。中堅になり、後輩を引っ張っていく立場に。

ここ5、6年で20代30代の社員がふえて、僕は中間世代になってきました。上司にも部下にもどちらにも話が合わせられるし、バランスのいい環境になってきたと思います。みんな真面目に仕事に取り組んでいて、仲もいい。大企業のようにガチガチのルールがなく、問題を抱え込まず意見が言えるのもいい点ですね。僕も、自転車通勤にしたいから駐輪場をつくってほしいとかお揃いのポロシャツつくりませんか?と要望して(笑)、どちらも実現しています。

さきほども言いましたが、経験のない中途入社で上司に導いてもらってここまで来ました。これからは僕が引っ張る番だと思うとプレッシャーはありますが、見せてもらった“上司のあり方”を手本に、力をつけていきたい。今の後輩を一人前に育てることが40歳までの目標ですね。

少し先の世代交代を見据えながら、後輩や部下を指導する日々。

当社は測量とシステムとドローンという複合的な、業界でもちょっと変わった新しい動きをしている会社です。土木業界を敬遠する人もいますが、実際は休みもきちんと取れるし残業も少ない。家庭のある僕にとっても条件はすごくいいです。チームワークだけど、自分の裁量である程度勤務形態が決められるから、家族との予定も立てやすい。興味があったらまず見学に来てください。なんでもやってみないとわかりません。まずは最新式のドローンを見に来るだけでも楽しいですよ!

取材日:2023年5月12日

空間情報グループ 情報担当 宮本 誠