代表メッセージ
MESSAGE
代表メッセージ
一瞬も、活動と変革を止めない社会。
身に付けた知識や技術は、必ず社会の大きな財産になる。
一瞬も、活動と変革を止めない社会。
身に付けた知識や技術は、必ず社会の大きな財産になる。
株式会社ネクシス光洋
代表取締役社長 佐藤智英
チャレンジを重ねて、創業60年。
当社は測量会社として創業、のちに「ICT技術・GIS(地理情報システム)事業」で拡張し、2012年には「UAV(ドローン)空撮・解析事業+機材販売事業」を加えて、現在3本柱で全国のお客様にサービスを提供している会社です。この3分野のそれぞれが絶え間ない努力で研鑽を積み、技術を高めながら互いに連携することで、業界の中でも珍しい柔軟かつ多面的な業務を行ってきました。
土地改良区や農業機関など、長年に渡って技術提供・指導をさせていただいているお客様が多いのも、測量なら測量だけ、GISだけ、ドローンだけではなく、これらを最適な形で組み合わせながらお客様のニーズに沿ってお手伝いしてきた結果です。たとえば胆振東部地震の際は、地震発生から5日目に私と社員の2人でお客様のいる現場へ行き、半日で20Km飛べるドローンを使って災害状況を撮影しました。当社が開発したシステム(GIS)の仕事を通じて現場の地形や水路の存在をいち早く把握できていたこともあり、その被災現場をピンポイントで撮影、画像データをリアルタイムで会社へ送信し、すぐさま担当者が画像解析した結果をお客様に提供することができました。その対応の早さにはお客様も驚いていましたね。
左は胆振東部地震で、右は熱海土砂災害時に活躍したドローン。
また当社の特長として、お客様に対してやみくもに最新技術を押し付けるような営業活動・技術提供ではなく、地域特性や業務によってニーズが異なるお客様に対し、それぞれにもっとも適した形で成果品・開発システムを扱ってもらえるよう心がけている点があります。特にますます可能性が期待されるドローン事業は、15年前のとあるシステム展示会にて他社ブースで展示されていた初期型ドローンに着目、さっそく北海道と気候が似ているカナダのメーカーから機材を購入、業務として空撮・解析実績を積み重ねながら、機材を製造しているメーカーと販売契約を結び、操縦指導付きの機材販売業務をスタート。これにより飛行技術の向上や法令・ルールの知識を蓄積できたことが、2023年の「ドローンスクール」開校へ結び付きました。
経営と実行部隊は、一体でなければ成り立たない。
経営と実行部隊は、一体でなければ成り立たない。
業界全体が人材不足といわれていますが、うちは特に「志のある人」を求めています。ひとりひとりが目標を持って意識改革とスキルアップのため努力するのを、会社として惜しみなくバックアップします。また、一企業として早々に年功序列の考え方から脱却し、自ら努力してより多くの功績を残した者を高く評価する独自の制度を設け、全社員が経営方針や目標に対し同じベクトルを向くことのできる環境をつくり上げてきたのは、そうすることで経営サイドと技術者の意識共有・協力体制が強化されると考えるからです。
若い皆さんは、コロナ禍を乗り越えてもまだ不穏なこの世の中をどう見ているでしょうか。世界は変化と進化をひとときも止めることはありません。機械がなんでも答えてくれる世の中だからこそ、対人間の訓練を積むことが強みになってきます。デジタルネイティブと呼ばれる皆さんなら、学びと経験によってこの進化に追い付きむしろリードすることができる。皆さんがこれまで身に付けた知識や技術は社会にとって大きな財産になり得ます。どうか臆することなく何事にもチャレンジしてください。そんな私も、20代半ばに異業種から転職、この会社に雇ってもらい、未知の技術分野に飛び込んだ人間ですから…(笑)。
仕事を通して自らの可能性に挑戦することで、私たちと一緒に、美しい北の都市旭川を元気にしていきましょう。